活性因子①-3 「起きる」のメカニズム

セロトニン活性-セロ活-「起きる」のメカニズム セロトニン
セロトニン活性-セロ活-「起きる」のメカニズム

「なかなか起きられない」とお悩みの方へ…

「スッキリ目覚める」為に、身体の中では、ホルモン分泌の変化や神経伝達が行われます。まずは「起きる」のメカニズムを理解してみるのはいかがでしょうか。

「起きる」のメカニズム

睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を停止→「コルチゾール」分泌開始

太陽の光が信号となり、視交叉上核しこうさじょうかくの主時計に伝えられると、神経を介して、脳の松果体しょうかたいが管理している睡眠ホルモン「メラトニン」の合成・分泌が止まります。

メラトニン分泌が止まると、「コルチゾール」が副腎より分泌し、「起きろ!」の信号が血中に送られ、副交感神経(休息モード)から交感神経(活動モード)に切り替わる準備が行われます。

ストレスホルモン?コルチゾール

「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾール。ストレスに反応するイメージから、良くない印象をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

コルチゾールは代謝促進作用をもち、起床時に最大分泌し、朝の目覚めの為に働きます。昼頃には血中から消えるものの、ストレスに応じて多く分泌してしまい、身体に不調をもたらすことから、「ストレスホルモン」と呼ばれるようになりました。

「ストレスホルモン」と言われれば、できるだけ少ない分泌が望ましいと感じてしまいますが、朝のスッキリした目覚めの為には、コルチゾールの働きが不可欠になります。

覚醒刺激によりノルアドレナリン神経が活性化

目覚ましや声掛けによる覚醒刺激により、ノルアドレナリン神経が活性化され、大脳が目覚めます。脳が目覚めたら、セロトニン神経が活性化し、スッキリ目覚めることができます。

セロ活-「起きる」のメカニズム-太陽の光・メラトニン・コルチゾール・ノルアドレナリン神経・セロトニン神経の役割
セロ活-「起きる」のメカニズム-太陽の光・メラトニン・コルチゾール・ノルアドレナリン神経・セロトニン神経の役割

「なかなか起きられない」方へのポイント

普段なかなか起きられないとお悩みの方は、以下のポイントに気を付けましょう。

セロトニン活性を利用する

セロトニンは脳を覚醒させる役割があります。「起きないといけない」、「仕事に行かないといけない」などネガティブな気持ちが起きる前に、布団から起き上がりましょう。太陽を光を浴びて、脳を覚醒させてください。

体内時計を活用する

人間には1日のリズムが備わっており、昼には活動モード・夜は休息モードに自然と切替わります。体内時計は、毎日決まった時間に起き、太陽の光を浴び、朝食をとることで整います。眠たい日は、15分から30分程度の昼寝で休息をとるようにしてください。

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