活性因子①-4 「睡眠」のメカニズム

セロトニン活性-セロ活-「睡眠」のメカニズム-メラトニン セロトニン
セロトニン活性-セロ活-「睡眠」のメカニズム-メラトニン

「なかなか寝付けない」とお悩みの方へ…

寝付きを良くする為には、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が必須となります。このメラトニンとセロトニンは密接な関係にあります。まずは睡眠のメカニズムを勉強していきます。

そもそも「メラトニン」とは?

脳の深部体温を低下させ、覚醒状態から睡眠状態へ促すことから、「睡眠ホルモン」または「入眠ホルモン」と呼ばれています。

睡眠のメカニズム

メラトニンは太陽の光により制御されています。朝は太陽の光によってメラトニン分泌が抑制され、メラトニンの分泌量が減ります。太陽が沈むと、脳の中心部にある松果体しょうかたいでメラトニンが合成されていき、夜中12時頃にメラトニン分泌のピークを迎えます。

メラトニン分泌量が増えることで、昼間の交感神経(活動モード)から、副交感神経(休息モード)優位の状態に切り替わり、リラックスした状態で入眠することができます。

セロ活-「睡眠」のメカニズム-時間帯で見るメラトニン分泌量
セロ活-「睡眠」のメカニズム-時間帯で見るメラトニン分泌量

「メラトニン」のその他の効果

  • 昼間の代謝活動で活性した活性酸素かっせいさんその除去
  • NKナチュラルキラー細胞の活性化による免疫力の向上
活性酸素とは

他の物質を酸化させる力が強い酸素のこと。活性酸素は、活動エネルギーを生み出した際に、呼吸により取り込んだ酸素から作られる。増えすぎると正常な細胞なども酸化させてしまうので、適度に取り除く必要がある。

NK細胞とは

全身をパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞を攻撃するリンパ球。

セロトニンと関係はある?

睡眠ホルモン「メラトニン」の原料となるのが、「セロトニン」です。 昼間に太陽を浴びたり、運動を行うことで、十分なセロトニンが分泌されると、夜に十分なメラトニンが分泌されます。

十分なセロ活をしているのに、それでも眠れない!

パソコンやスマートフォンのブルーライトの光は、睡眠ホルモン「メラトニン」を破壊する作用があります。 寝る2,3時間前のディスプレイ作業は控えましょう。

「なかなか寝付けない」方へのポイント

普段なかなか寝付けないとお悩みの方は、この睡眠ホルモン「メラトニン」が不足している状態です。以下のポイントに気を付けましょう。

朝にしっかり太陽の光を浴びる

昼間に十分なセロトニン分泌を行う

寝る2,3時間前のディスプレイ作業は控える

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